『ミシュランガイド京都・大阪2025』に掲載された京都エリアの焼鳥店は全4店で、一つ星獲得が1店、ビブグルマン獲得が1店、セレクテッドレストランが2店だった。昨年2024年の京都エリアの焼鳥店の掲載は全4店だったので増減はなかった。
鳥さき| 中京区
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“焼鳥のさき”を意味する鳥さき。時代の先を歩み、これからの焼鳥業界を担う存在になりたいと意気込む。福島の銘柄鶏を扱い、炭火の強い火力で焼く。ちょうちんとレバーを組み合わせた一串は、部位の相性の良さから生まれた名物。店内は町家の面影が懐かしい。ねじり鉢巻の職人達が快く迎えてくれる。
MICHELIN Guide (2025)
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炭焼創彩鳥家 人見|左京区
Bib Gourmand

連日満席の予約困難店。理由は焼鳥の旨さだけではなく、店主の人柄にあった。ひたむきに紀州備長炭を操りながらも常に客目線。学生アルバイトの接客を親心で指導し、家族のようなもてなしで客を喜ばせている。若鶏、地鶏、銘柄鶏とそれぞれ身質の異なる鶏を用意。一串に込められた真心を存分に味わいたい。
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焼鳥 京都橘|中京区
Selected Restaurants
坂田知紀は京丹波の鶏に惚れ、日本料理から転向した。皮で身を包む「抱き身」が多いのは、皮のやわらかさと脂の旨みを生かすため。肉を昆布だしに漬けたり、つくねは炊き込みご飯に混ぜたり、日本料理の発想が独特。焼鳥は野菜の上に供し、数々の串種の旨みを吸ったそれを最後に焼くのも工夫がある。
MICHELIN Guide (2025)
鶏匠 催|中京区
Selected Restaurants
炭火と薪火による両刀使い。古来の熱源で比内地鶏のおいしさを引き出す。鶏肉は熟成庫で寝かせ、適度に水分を抜き旨みを凝縮させる。その味わいが最も顕著に表れる、抱き身の一串から供す。炎と煙で包む籠焼という手法は、宮崎県の焼鳥料理に想を得た。薪火のかまどで炊く、鶏だしの生姜ご飯で締める。
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