『ミシュランガイド京都・大阪2024』に掲載された京都エリアの蕎麦店は全7店で、すべてビブグルマン獲得店だった。昨年2023年の京都エリアの蕎麦店の掲載は全7店だったので増減はなかった。
「そのば」が新規掲載になった。
蕎麦 ろうじな|中京区
Bib Gourmand
蕎麦の個性を伝えるため、つなぎなしの十割を打つ。製粉に使う自作の石臼は、修業先から受け継いだもの。香りを逃さぬよう、ゆっくりと実を挽く音が店内に響く。蕎麦の他、酒を誘う肴が豊富。湯葉豆腐、万願寺唐辛子のじゃこ和えは京都らしい蕎麦前。昼でも用意があり、左党の心も満たしてくれる。
MICHELIN Guide (2024)
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五|北区
Bib Gourmand
「蕎麦と料理」を掲げ、季節料理に力を入れるのは和久傳の経営ゆえ。蕎麦はわずかなつなぎと大徳寺の井戸水で細打ちに。冷水で締めないため風味が際立つ。塩味を基本とした淡い蕎麦つゆもその一端。酒を嗜むなら、前菜盛り合わせが付く「五セット」がおすすめ。蕎麦を含む精進料理のコースは要予約。
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手打ち蕎麦 かね井|北区
Bib Gourmand
蕎麦に魅せられ独学した店主。石臼で手挽きした「荒挽きそば」は野趣に富む十割。鮫皮おろしとわさび一本が用意され、すりおろしながら蕎麦を待つ。焼みそ、板わさ、だし巻玉子など、酒に合う蕎麦前も揃う。坪庭と縁側のある町家の風情が、ゆったりとした雰囲気、ひとときを作り、演出してくれる。
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十五|左京区
Bib Gourmand
畑を耕し、実を収穫し、蕎麦を打つ。石橋明也氏の情熱がこもる品書きは、蕎麦と蕎麦掻きのみという潔さ。「穀物としてみてほしい」と語り、どちらも野趣に富む。蕎麦は香り高く、太く弾力がある。炒った実を合わす蕎麦掻きは香ばしい。純粋な風味を楽しめるように、先ずは一口、そのまま味わいたい。
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権兵衛|東山区
Bib Gourmand
品書きを「舌代」と記した古風な言い回しが似つかわしい。口上の意味合いで、これが私共の挨拶と言わんばかり。蕎麦が看板なのは蕎麦屋として創業したことにちなむ。うどんは煮込み野菜たっぷりの「しっぽく」、玉子とじ餡かけの「けいらん」などが京都らしい。親子丼も名物。通し営業なので使いやすい。
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蕎麦酒房 櫟|北区
Bib Gourmand
手打ち蕎麦と鴨料理が看板の店。せいろはつなぎを控え、しなやかさと風味を求めている。大阪河内の鴨を扱うのは、身の柔らかさと脂の甘みがつゆに馴染むため。鴨南蛮や鴨せいろなら蕎麦との相性も味わえる。夜は鴨の創作料理も揃い、ささみと大根の蕎麦寿司、すな肝と茸の和風アヒージョといった品も。
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そのば|下京区
Bib Gourmand
美大の学友と始めた“器を作る蕎麦屋”。古材の天井からペンダントライトが下がるインダストリアルな内装、隣には陶芸工房を併設。デザインを専攻したことから店舗を設計し施工も手掛けた。陶芸は土、蕎麦は粉、どちらも水でこね、成形して熱を加える。思わぬところに器と蕎麦の共通点があった。
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